成績至上主義の逆を行け。子どもを伸ばす3つの問いかけ、対話で得られる7つの力
国語・算数・理科・社会――各教科の学習と、アート教育、どちらが大切か。そう聞かれたら、あなたはなんと答えますか? アート教育も大切だとは思いつつ、実際は教科の学習に重きを置い
三重野一
アート・プロデューサー。演奏家。日能研非常勤講師。 神奈川県在住。大学では現象学を中心に現代思想や文学を学ぶ。 京都造形芸術大学や武蔵野美術大学と連携しながら対話型鑑賞を推進、幼稚園児から大学生までを対象に、また一般の方々を対象に全国の教育機関やギャラリー、カフェなどで対話型鑑賞会を開催している。 日能研においては国語を担当する傍ら、受験だけではなく生涯学習を目的とした芸術鑑賞講座を開発開講している。講座の模様は岩波書店「世界」2017年12月号、みくに出版「進学レーダー」2018年11月号、前屋毅著「教育現場の7大問題」(KKベストセラーズ)に紹介されている。 アート・プロデューサーとしては日本と海外のアーティストの交流を深め紹介していく活動に従事している。日本とミュンヘンにおいて文化交流展覧会を計画している。あわせて海外の教育事情も紹介していこうと考えている。 「芸術は現象である」とのモットーのもとに、対話による感性や心の動きの刺激が思考を深め人間を成長させ続けるとの信念を持って活動を続けている。研究成果は未公開の論文「人間と音楽」「Phenomenological Thinking of Art and Learning」にまとめている。
国語・算数・理科・社会――各教科の学習と、アート教育、どちらが大切か。そう聞かれたら、あなたはなんと答えますか? アート教育も大切だとは思いつつ、実際は教科の学習に重きを置い
(この記事はアフィリエイトを含みます) 奥行きを感じる 色に艶がある 見る角度によって違うふうに見える これらは、美術館で実際のアート作品に出会った子どもたちの発言です
A君「テーブルの上で寝ている人かな?」 Bさん「でも下半身がないのがおかしいね」 C君「それに、テーブルの脚も2つしか見えないのが変だね」 Dさん「後ろの
パスタみたいな食感だ 雲の匂いを感じた これは、ある音楽を聴いて対話したときに耳にした、子どもたちの言葉です。 新たな美術鑑賞法「対話型鑑賞」によって、子どもの7つの力を
(この記事はアフィリエイトを含みます) Aちゃん「後ろの2人が右手に持っているのはヴァイオリンの弓かな」 私「ヴァイオリンによく似ているけれど、チェロの弓だと思
B君「女の子が喜んでいる」 私「どうして女の子だと思ったの?」 B君「髪が長いからだよ」 私「他に女の子だと思えたことはある?」 B君(
私「これは太陽?」 A君「お日さまだよ」 私「あぁ、お日さまなんだ、なんでお日さまなの?」 A君「目や口があるからだよ」 私「なるほど、目や口があるからお日
明確な答えがない時代を生きる子どもたち。今後、どんな力が求められているのでしょうか? 「観察力」「推論する力」「他者を受容して理解する力」「再考する力」「表現力」、そして「自ら学ぶ