あたまを使う/教育を考える/国語/本・絵本 2018.11.19

「正しい持ち方」は入園・入学前に。子どもの能力が伸びる『ただしいもちかたの絵本』

金の星社
「正しい持ち方」は入園・入学前に。子どもの能力が伸びる『ただしいもちかたの絵本』

えんぴつやおはしなどの正しい持ち方。子どもにはなるべく早いうちに身につけさせたいものですよね。そうは言っても、教え方が分からない……そんな親御さんも多いはず。親子で一緒に、いろいろなものの正しい持ち方・使い方が学べる絵本をご紹介しましょう。

学びと生活に役立つ「正しい持ち方」を解説

『ただしいもちかたの絵本』
WILLこども知育研究所 編・著/すみもと ななみ 絵
ただしいもちかたの絵本

子どものうちに身につければ、大人になっても苦労しない!
おはし、歯ブラシ、えんぴつなど、子どもに身近なものの正しい持ち方を29項目掲載。
わかりやすい絵と文で、間違った持ち方の例や、ものを上手に持ち、扱えるようになるための遊びも紹介。親子で楽しく実践できます。

【広報担当より】子どもに教える前に、まず大人である自分自身が「できてない!」とギョッとするページもちらほら。おわんや歯ブラシ、毎日使うものほど、正しく、美しい所作で持ちたいですね。練習します!

子どもの知的好奇心を育てる3つのポイント
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基本の道具の持ち方は、入園・入学前に。

ものの持ち方なんて、そのうち身につくはず……と気楽に構えている方もいるかもしれません。ですが、一度子どもがえんぴつやおはしなどの持ち方を誤って覚えてしまったら、それを正すのは大変なこと

また、えんぴつを正しく持てれば、手が疲れることなくきれいな字が書けますし、おはしを正しく持てれば、ごはんをじょうずに食べることができます。道具を正しく使うことは、作業が上手になるということ。それがひいては、子どものさまざまな力を伸ばしていくことにもなるのです。

おはしやえんぴつだけでなく、絵筆、はさみ、傘、フォークとナイフ、ほうき・ちりとり……など、今すぐには使わないけれど成長すれば必ず使うものの持ち方も紹介されています。基本の道具の持ち方を身につけさせたい入園・入学前のお子さんだけでなく、使う道具の幅が広がる小学校入学後のお子さんにもぴったり。長く手放せない1冊になりますよ。

親子でチャレンジ! 正しい持ち方クイズ

ではここで、『ただしいもちかたの絵本』からクイズを出題します。次の3つの手は、どんな道具を持つ手でしょうか?

難しい……と思われた方のために。ヒントは、【傘、歯ブラシ、ほうき、ぞうきん】のどれかです。ぜひお子さんと一緒に考えてみてください。(正解は、記事の末尾をご覧ください)

【1】
ほうき

【2】
はぶらし

【3】
ぞうきん(絞るときの手)

***
上のクイズの正解は……
【1】ほうき、【2】はぶらし、【3】ぞうきん(絞るときの手)
でした。正解できましたか?
この絵本をきっかけに、親子でいっしょに、道具の正しい持ち方・使い方に意識を向けてみてくださいね。