2018年2月にスタートした『StudyHacker こどもまなび☆ラボ』。新しい学びを提案した記事の数々が評判を呼び、夏には読書感想文講座を開催したり、「絵本部」として定期的にイベントを開催して読者の方たちと交流を広げたりと、その活動も多岐にわたってきています。2019年もますます多くの最新の学びの情報をみなさんにお伝えしていきますので、お楽しみに!
今回は、2018年の1年間に公開された記事の中から、最も人気が高かった記事10本をランキング形式でご紹介します。まずは10位から6位までをダイジェストでお届けします。
★第10位★
『「勉強しろ」は逆効果! 統計でわかった、親が本当にやるべき3つのこと』
ついつい口うるさく子どもに「勉強しなさい」と言ってしまい、後悔することはありませんか? そんな気持ちを抱えた多くの親御さんたちの共感を得たのがこの記事です。声かけをした場合としなかった場合、子どもの勉強時間にどのような違いが出てくるのか、驚きの結果が明らかに!?
「勉強しなさい」と言われた子どもの平均勉強時間は、言われなかった子どもよりも3.6分少なかったことがわかりました。このデータを見ると、「勉強しなさい」と言うことは、子どもの勉強時間を増やすのにあまり効果的ではなく、むしろ逆効果な場合もあるといえるでしょう。
(引用元:こどもまなび☆ラボ|『「勉強しろ」は逆効果! 統計でわかった、親が本当にやるべき3つのこと』)
人は「○○しなさい」と命令されると自分の自由が制限されたと感じ、反対の行動をとる傾向があります。これを「心理的リアクタンス」と言います。「勉強しなさい」と言われると反発したくなるのにはちゃんと理由があったのですね。子どもが勉強したくなるポイントは「将来の話をする」「いっしょに勉強の計画を立てる」「夢中になれる体験をさせる」こと。記事で詳しく説明していますのでぜひご参考にしてくださいね。
★第9位★
『朝食で子どもの未来が決まる!? 恐ろしい……ウソのような「朝ごはん」の事実。』
親御さんたちにとって、子どもの朝ごはんについての悩みはつきませんよね。実は毎日の朝食が子どもの学力や脳の発達、さらに将来にも大きな影響を与えているのです。そんな衝撃的な事実にハッとした方も多いのではないでしょうか。朝食について改めて考えさせられたという反響が大きい記事でした。
「朝食あり」の子どもの3割が、偏差値65以上の大学に合格している。
「朝ごはんをほぼ毎日とり続けた人」たちは高収入層に固まりやすく、「朝ごはんを毎日は食べていなかった人」たちは低収入層に固まりやすい。
(引用元:こどもまなび☆ラボ|『朝食で子どもの未来が決まる!? 恐ろしい……ウソのような「朝ごはん」の事実。』)
朝食が大事であることは周知の事実ですね。ただし、朝食を用意する際には、「おにぎりだけ・トーストだけ」では不十分です。おかずの種類が多いほど発達指数が高くなる、というデータも出ていることから、バランスの良い献立が理想的です。記事では、時間のない朝でも簡単に作れるオススメのメニューもご紹介しています。
★第8位★
『今日から実践! 子どもの可能性をぐんぐん伸ばすための「言葉かけ」』
子どものテストの結果が悪かったとき、「なんでできないの?」と声をかけてしまっていませんか? この声かけ、実はNGです。子どもの能力を伸ばす声かけのコツは「プロセス」や「努力」を褒めること。すぐに実践できる声かけの仕方がわかりやすく紹介されていると評判を呼び、話題になった記事です。
「プロセス・努力」を褒められて育った子どもは、たとえ天才であっても努力をする必要があると考え、挫折したときは、時間と努力を積み重ねることで乗り越えられると信じています。できる子だと思われるよりも、学ぶこと自体に価値を置き、困難な問題にも粘り強く取り組みます。
(引用元:こどもまなび☆ラボ|『今日から実践! 子どもの可能性をぐんぐん伸ばすための「言葉かけ」』)
「足が速いね!」「頭がいいね!」と褒めてしまうのはよくあることです。しかし、それは「才能」や「人格」を褒める言葉であり、その結果「成功は生まれつきの才能や頭の良さの結果だと信じるタイプ」へと導いてしまうそう。この記事では、子どもの努力やプロセスを褒めることの重要性と、声かけと同じくらい大切な「子どもの話を聞くこと」についても解説しています。
★第7位★
『一生に一度のゴールデンエイジに運動能力を一気に伸ばす! 幼児期に重要な3つの外遊び。』
ゴールデンエイジとは、体を鍛えて運動能力をアップさせるのに最も適している時期を指します。そしてそのゴールデンエイジの前段階である「プレゴールデンエイジ」とは、まさに『こどもまなび☆ラボ』読者のお子さま(3歳から小学校3年生)に当てはまるのです。この記事を公開すると、お子さまにスポーツをやらせたい、すでに本格的にスポーツに取り組んでいる、という親御さんから「非常に役に立った」というお声がたくさん届きました。
年齢は多少前後しますが、いずれの場合もゴールデンエイジが「最も神経の発達するころであり、自分が経験したことのない運動でも見ただけで習得できるほどの能力を発揮する時期」という認識という点は共通しています。
(引用元:こどもまなび☆ラボ|『一生に一度のゴールデンエイジに運動能力を一気に伸ばす! 幼児期に重要な3つの外遊び。』)
プレゴールデンエイジを充実させる幼児期の運動は、特別なスポーツを始めさせるよりも、子どもたちが日頃から慣れ親しんでいる「遊び」が最も効果的なのです。たとえば、基礎体力がついてとっさの判断力や素早い瞬発力が鍛えられる『鬼ごっこ』や、手足を巧みに動かす「巧緻性(こうちせい)」が身につく『ボール投げ』など、いつも公園などで遊んでいることこそが、プレゴールデンエイジに必要な能力を高めてくれるなんて驚きですよね。
★第6位★
『我が子を “自己チュー” にしないための3つの習慣 ~自己肯定感と自己寛容の関係~』
近頃話題の「自己肯定感」。『こどもまなび☆ラボ』では、子どもの自己肯定感についていくつもの記事で紹介してきました。その中でもとくに反応が大きかったのが、「我が子を“自己チュー”にしない」というインパクトがあるこの記事です。自己肯定感と同じくらい大切なのは「自己寛容」という言葉に、大きな影響を受けた読者の方も多かったようですよ。
「自己寛容」の要素が欠けたまま「自己肯定感」だけを育むと、自分を過信し、できない自分を認めないうえに、それを人のせいにするようになってしまうのです。
(引用元:こどもまなび☆ラボ|『我が子を “自己チュー” にしないための3つの習慣 ~自己肯定感と自己寛容の関係~』)
本記事では「自己肯定感」と「自己寛容」がちょうど良いバランスで育まれるために、親としてできることをわかりやすく紹介しています。「GOODニュースを毎日語り合う」「得意なことを徹底して「認める」」「「ではどうしたらうまくいくだろう」を口癖にする」など、毎日のちょっとした会話の中でできる工夫が盛りだくさんなので、「読んですぐ実践したくなった」という感想がたくさん寄せられました。
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