『ホビングリッシュで英語も◯◯も! 一石二鳥な「英語で習い事」最前線』でご紹介した、英語による習い事。
英語力の向上に効果的なのは、『第二言語習得研究から紐解く「英語で習い事」ホビングリッシュの2つのメリット』と『発達心理学と第二言語習得研究に基づく「英語で習い事」ホビングリッシュのメリット』でもご紹介した通り。
でもホビングリッシュには、語学以外のメリットもあるのです。今回は、幼少期の英語による習い事が、今後の国際社会で活躍できる人材を育てる2つの理由をご紹介します。
1. 世界に通用するスキル、一流のセンスが身につく
ただ英語と他のおけいこ事を同時に習えるだけではありません。英語を通して、本来日本にいながら、日本語を通してではアクセスできない、本場のテクニックを学ぶことができるのです。
例えば、ホビングリッシュならこんなことが可能になります。
- ニューヨークで子どもがアートを学ぶのと同じ方法で習う
- アメリカ発祥の、世界的に認められた幼児音楽プログラムを受講する
- スポーツや音楽の発祥の地で培われた第一線のスキルを体得する
- 世界を舞台に活躍する先生から学ぶことで一流のセンスを身につける
このような貴重な経験をできるのも、英語で習うからこそ。ふつう日本にいたら、こんな贅沢な機会、なかなかありませんよね。
世界に通用するスキル、そして一流のセンスを身につけられることは、大きなメリットだと言えるでしょう。
2. 異文化体験を通して「違い」を尊重できる子になる
国が違えば、教え方や考え方も異なるもの。ホビングリッシュによって、日本ではふつう出会えない海外の文化を体感できます。
例えばピアノならば、海外ではジャズピアノや即興での演奏方法を教わることがよくあります。日本ではまだ珍しい分野ですね。
また海外では、演劇を通して人前で話す力、コミュニケーション能力を育成することは一般的。イギリスやアメリカでは、演劇は学校の科目として存在するほど社会に浸透しています。
さらに英語圏の子どもたちは、演劇への出演だけでなく、
他にもスポーツの指導法や音感教育など、世界では一般的だけれども日本にはまだ浸透していないことはたくさんあります。
文化と言語は切っても切り離せないもの。英語による習い事で得られるものは、単に言語と習い事のスキルだけではありません。異文化にもふれることができるのです。
そして異文化を受容するのに最適な、柔軟な姿勢を持っているのが「幼少期」。早期英語教育に関する著書を持ち、NHK教育テレビ「えいごリアン3」番組企画委員を務めた「東京コミュニティスクール」初代校長の市川力は、こう言っています。
幼児から小学校低学年までの時期は、他者との「違い」を偏見なく受け入れることができる時期である。この時こそ、違いがあることは、おかしなことではなく、多様性が私たちの世界を豊かにしてくれていると思える「態度」を育てるのにふさわしい
(引用:市川力(2004),「英語を子どもに教えるな」,中央公論新社.)
考え方の違いや、教え方の差を難なく受け入れ、自分との違いを楽しみながらより広い視野を持つ。これは「グローバル人材」になるのに必要な要素です。元国際基督教大学学長の経営学者、鈴木典比古名誉教授は、こう話しています。
国ごとに言語や文化、習慣や肌の色など、さまざまな違いがあります。自分の軸を確立しながら、他者との違いを受け入れる人が、グローバルだといえるでしょう。
(引用:鈴木典比古(2016),「なぜ国際教養大学はすごいのか: トップが語る世界標準の大学教育論」,PHP研究所.)
ホビングリッシュを通して違いを尊重する姿勢を育てることで、今後の国際社会で活躍できる子どもが育ちます。
競争が激化していく中、グルーバル人材として生き抜くのに必要不可欠な力を手に入れることができるのは、大きなメリットです。
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英語の習得に役立つホビングリッシュですが、そのすごさは語学面だけにとどまりません。世界に通用する一流のスキルやセンス、そして国際人としての素養を身につけられる「英語による習い事」に今後も大注目です!
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(参考)
市川力(2004),「英語を子どもに教えるな」,中央公論新社.
鈴木典比古(2016),「なぜ国際教養大学はすごいのか: トップが語る世界標準の大学教育論」,PHP研究所.